ココロノネットでは次元上昇、5次元の思考などこれからの世界の生き方について、たびたび発信してきました。その際、抽象的な話だけでなく、具体例も挙げた記事をこれまで書いてきました。
たとえば映画『男はつらいよ』シリーズの寅さんの生き方、芸人ヒロシさんのブレイク後の生き方、アニメ『アルプスの少女ハイジ』のアルムでの暮らしなどを取り上げてきました。
今回は旧世界の崩壊~新世界への移行について歌っているのではないか、と思われる、日本のハードロックバンド人間椅子の楽曲について取り上げます。
歌詞の多くを書いているギター・ボーカルの和嶋慎治氏は、どうやら”目覚めている”と思われる側面が多く、コロナ騒動以降に作られた楽曲ではさらにその傾向が強くなっています。
人間椅子とギター和嶋慎治氏の”目覚め”について
ハードロックバンド人間椅子は、1987年に高校の同級生だった青森県出身の和嶋慎治(ギター・ボーカル)と鈴木研一(ベース・ボーカル)を中心に結成されました。
1989年にテレビ番組「三宅裕司のいかすバンド天国」(通称イカ天)に出演し、奇抜なファッションとともに高い音楽性が評価され、1990年にメジャーデビューを果たします。
しかしいわゆるバンドブームの衰退とともに、バンドの人気も下がり、長い低迷期を迎えます。2000年代後半にはYouTubeなどで評判が広まり、徐々に人気を取り戻し始めます。
活動30年を迎えた2019年には、YouTubeに投稿された「無情のスキャット」が再生回数1,000万回を超える”バズり”が起きました。
2020年には初の海外進出も行い、50代を迎えてから”再ブレイク”を経験している珍しいバンドです。
楽曲はBlack Sabbathなど70年代のハードロックに影響を受け、日本文学の世界観を借りた独特のおどろおどろしい歌詞もまた高い評価を得ています。
作詞の多くを担っているのが、ギター・ボーカルの和嶋慎治氏です。彼の歌詞は、国内外の文学作品や仏教に加え、オカルトや陰謀などにも関心が広がっています。
そうした世界観になったきっかけは、高校時代にUFOのアブダクションを体験したことに由来するそうです。
自分の部屋の中にUFOが入り込んできた後には記憶が途切れ、気づいたら部屋の別の場所でうずくまっており、何時間か時間が経過していたと言います。
それまでラブソングを書いていた和嶋氏は、世界の終末を想起させる歌詞を書くようになり、人間椅子の世界観が生まれたのです。
しかしずっと暗い世界観の歌詞を書き続けた和嶋氏は、自らの人生も苦難の連続を経験します。40代を迎えたある時期に、生き方の指針を自ら悟ったタイミングが1つの”目覚め”となったようです。
※こちらが和嶋氏自らが綴った”目覚め”の内容で、自分を救えるのは自分自身であると言う実感を得た体験だったのではないか、と筆者は考えます。
その時期から歌詞の世界観が変わり、ダークなテーマであっても希望を感じさせる内容が増え、それとともにバンドの人気も復活していきました。
空想の世界について歌詞にすることの多かった和嶋氏ですが、コロナ騒動以降は、より実世界との接点を感じさせる歌詞が増えました。その結果、”目覚めている”と思える作品が生まれているのです。
※詳しくは和嶋氏の半生を自ら綴った自伝本『屈折くん』
旧世界の崩壊~新世界の生き方を歌った楽曲「さらば世界」「生きる」
そんな”目覚めている”楽曲を作っている人間椅子ですが、現時点(2024年1月)での最新作『色即是空』(2023)は、旧世界の崩壊~新世界の生き方が歌われた楽曲が数多く収録されています。
ココロノネットでは新世界に向かって変化していくステップをこちらの記事で書きましたが、まさにこうした変化について、人間椅子のアルバムの中でも歌われているのです。
アルバム『色即是空』の中から、和嶋氏による楽曲「さらば世界」「生きる」の2曲を取り上げ、その内容について紹介していきたいと思います。
旧世界の崩壊を歌った楽曲「さらば世界」
まずアルバム『色即是空』の1曲目を飾る楽曲のタイトルは、その名も「さらば世界」です。タイトル通り、まさしく崩壊していく世界から”さらば”を告げる内容の楽曲になっています。
楽曲は不穏な前奏から、ヘヴィなギターリフへと展開していきます。冒頭の歌詞では、現在の世界の状況が歌われており、今まさに崩壊に向かう様子が歌われているように思います。
底知れぬ闇 いまわの際のこの世界(1番)
底なしの沼 預言通りのこの世界(2番)
血みどろの雨 争いだけのこの地上(3番)
そして旧世界がいかに酷かったのか、そして人間や自然、地球本来のあり方が「何もない」とBメロ部分では歌われているのです。
そうした世界に対して、この楽曲では「さらば世界よ」と、自ら別れを告げています。中間では曲調が変化し、前向きなメッセージが込められています。
新しい時代
限りない慈愛
永劫に続く楽園
ここで歌われているのは、新世界であり愛の世界=5次元の世界ではないか、と考えます。崩壊していく世界を見ながら、既に目線は新世界に向かっていることが分かります。
一方で、これまで生きてきた旧世界が崩壊していく様子をしっかりと見届けよう、という意志のようなものも感じられます。
このように「さらば世界」では、新世界を見据えつつ、旧世界の崩壊を見届けるという、私たちの現在地が歌われている楽曲と見ることができるでしょう。
新世界・5次元の生き方を示した楽曲「生きる」
アルバム『色即是空』の3曲目に収録された「生きる」では、新世界・5次元の思考での生き方が非常に分かりやすく歌われています。
最初に歌われるのは、これまでの旧世界では「生きる意味」や「生きる価値」が分からなくなるような世界であったことが暗に歌われています。
しかし何を求めて生きるのか、それは「喜び」「幸せ」を素直に追い求めることではないか、とこの曲では歌っています。
そして5次元の生き方をとりわけ感じるのは、以下のフレーズです。ここに挙げられる風や鳥などは、全て自然に存在しているものばかりです。(実は歌もそうだと考えています)
風のように 僕は生きる
鳥のように 僕は生きる
歌のように 僕は生きる
星のように 僕は生きる
人間の世界だけで生きるのではなく、自然と共存し、一体となって生きること、それこそが新世界・5次元の生き方であると、この曲から知ることができます。
そして5次元の生き方をさらに端的に示したフレーズが以下の部分です。5次元の考え方が分からないという人は、このフレーズを部屋に貼り出しておいて欲しいぐらいです。
心の 声に従い
歩こう 怖いことない
魂 耳を澄ませて
進もう 間違いはない
ココロノネットでも何度も書いている通り、私が生きる道を決めるのは私自身に他なりません。そしてその指針もまた全て自分自身の中にあるのです。
ですので、心の声に従っていれば何の不安もありません。さらには魂の声を聴けるようになれば、決して間違った道を教えることもないのです。
自分にとって必要なことは全て自分の魂が教えてくれます。それこそ”目覚め”の重要な要素であり、5次元世界では「魂の声を聴く」ことが必須科目であると言えるでしょう。
このように「生きる」では、爽快感のあるハードロックに乗せて、新世界・5次元の生き方を高らかに宣言している歌詞がとても印象的です。
まとめ
今回は人間椅子のアルバム『色即是空』から「さらば世界」「生きる」の2曲を取り上げて、旧世界の崩壊~新世界の生き方について考えてみました。
なおアルバム『色即是空』には、他にも”目覚めている”と思わせる楽曲が多数収録されています。
闇側の特徴を思わせる「悪魔一族」、二項対立の世界ではお互いが狂気に見える「狂気人間」、異星人の魂を持ち地球に生まれた人を歌った「宇宙の人ワンダラー」など、ユニークな曲があります。
スピリチュアルの界隈では、柔らかい”癒し”の音楽がよく聞かれる印象がありますし、政治的な意味合いでの発信はヒップホップなどでよく聞かれます。
しかし実はこうしたゴリゴリのハードロックの中にも、”目覚めた”作品は存在しています。ぜひ『色即是空』を聴いていただけると、様々なメッセージを感じ取ることができるでしょう。
※目覚めている人に向けて~新世界に向かうためのカウンセリング・個人セッション「ココロノネット相談室」~
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