3次元や5次元がどのような世界なのか、についてココロノネットでは何度か取り上げてきました。
ふと昔見ていたアニメ「アルプスの少女ハイジ」の物語も、実は5次元の世界を表しているのではないか?と思いました。
アニメのアルプスの少女ハイジの物語も3次元と5次元世界を表していると感じます。
— よっしー(ありすママファミリー) (@ych369) December 4, 2023
ハイジが暮らすアルムの山小屋は、大自然に囲まれた厳しくも温かい環境で5次元を表します。
一方でクララのいるゼーゼマン家は厳しい躾で勉強を強制される3次元、あるいは4次元ピラミッド構造の中にあります。…
今回の記事では、アニメ「アルプスの少女ハイジ」の物語から、3次元・5次元の世界について考えてみたいと思います。
アニメ「アルプスの少女ハイジ」の物語とは?
「アルプスの少女ハイジ」は、スイスの作家ヨハンナ・スピリの小説をもとに、1974年に放送された日本のアニメ作品です。
物語の主人公ハイジは、1歳で両親を亡くし、5歳になるまで母方叔母のデーテに育てられます。デーテの仕事の都合で、アルムの山小屋に1人で住んでいるおじいさんに預けられることになります。
ヤギ飼いの少年ペーターやペーターのおばあさん、子ヤギのユキちゃん、犬のヨーゼフなどとともに、アルプスの大自然の中でハイジは健やかに育っていきます。
しかし8歳の時、デーテに騙されてハイジはフランクフルトの貿易商・ゼーゼマン家に行くことになります。そこでは足が不自由で体の弱い少女・クララとゼーゼマン家の人々に出会います。
執事のロッテンマイヤーはハイジに厳しい躾を行い、アルムの話題を口にすることも禁じます。ハイジはフランクフルトでの生活になじめず、夢遊病のような状態になってしまいます。
クララの主治医はハイジをアルムに帰すよう指示し、ハイジは念願のアルムに戻ります。ハイジはクララから手紙を受け取り、ぜひアルムに行きたいという内容で、クララはアルムに行くことになります。
クララはそこで歩く練習を始め、最後には自力で歩くことができるようになりました。
このように「アルプスの少女ハイジ」は、スイスやドイツでの人々の暮らし、自然の豊かさなどをテーマに、人気を博したアニメ作品となりました。
アルムとゼーゼマン家での暮らしに見る次元の違い
「アルプスの少女ハイジ」の物語には、大きく分けてアルムの山小屋・フランクフルトのゼーゼマン家の2つの舞台が登場します。
この2つの舞台が、ちょうど3次元と5次元の世界を示しているように感じます。フランクフルトのゼーゼマン家が3次元の世界、アルムの山小屋が5次元の世界です。
アルムは開放的でいつも楽しげな世界、フランクフルトのゼーゼマン家での暮らしは窮屈で苦しい世界として描かれているのも、別の次元として描かれているのが分かります。
ハイジが最初に連れて来られたアルムの山小屋は、大自然に囲まれた厳しい環境ながら、温かな人たちや動物に囲まれた暮らしです。
たとえば、おじいさん(ハイジの父方祖父)は気難しい性格とされますが、それは3次元の枠に当てはまらない人物だったからでしょう。
教養があり、間違ったことを言わないおじいさんに、ハイジは信頼を置いて懐いていたのです。
アルムの暮らし・世界こそ5次元の世界そのものであり、後で詳しく書きますが、自然との共生が行われている世界とも言えます。
しかし物語の原作には、スイスが資本主義経済の矛盾に直面していた背景があり、都市部と地方の格差問題を描いています。
アルムの山小屋での暮らしは、幸せな5次元の世界として描かれつつも、資本主義経済に取り込まれ、貧しさの中で生きているという側面もありました。
一方で、フランクフルトのゼーゼマン家は資本主義経済における勝ち組であり、3次元世界あるいはそのピラミッド構造の上層にいる4次元の人たちとも言えます。
そして紹介料欲しさに半ばハイジを売るようなことをした叔母のデーテ、またハイジを厳しくしつけようとしたロッテンマイヤーなどは、4次元世界に支配された3次元の人々と言えるでしょう。
主人公のハイジは、5次元の世界から3次元の世界へと落とされた、というのが「アルプスの少女ハイジ」の筋書きと見ることができます。
次ではストーリーの中から、いくつか3次元・5次元を象徴するエピソードを取り出して紹介します。
ハイジの夢遊病 – 精神疾患は3次元世界の問題?
本日、10月30日は「#マナーの日🍽」
— アルプスの少女ハイジ[公式] (@official_heidi) October 30, 2023
挨拶、身だしなみ、食事のマナーに大苦戦したハイジ。
大人になって「アルプスの少女ハイジ」を見返すと、ロッテンマイヤーさんの苦労がよくわかりますよね・・・ pic.twitter.com/hkVOIpv6l8
ハイジが騙されるような形で、フランクフルトのゼーゼマン家に住まわされることなるところが、物語の大きなターニングポイントになります。
人間と自然が共生する5次元の世界から、格式高いゼーゼマン家に相応しい人間になるために厳しい躾のもとで暮らす3次元世界に移されたのです。
とりわけ、家のルールや枠に当てはめようとするロッテンマイヤーとハイジはそりが合わず、ハイジは徐々に精神的に追い詰められていくこととなります。
そしてハイジはアルムへの思いが強くなりすぎて、夢遊病のような状態になってしまいます。なぜハイジはこのような病に陥ってしまったのでしょうか?
人間は自然と共生し、あるがままに生きている限り、穏やかに生きることができるはずです。しかし人間が作り出したレールに当てはめようとした途端、窮屈な世界が生まれます。
この窮屈さが、3次元世界ではストレスとして私たちにふりかかってきます。ストレスと言う概念自体、3次元だからこそ生まれたものではないか、と思います。
そしてストレスを生み出す要因として、やらなければならないことに追われる生活、それはお金を稼ぎ続けなければ生きていけない資本主義の構造自体の問題があります。
ハイジが陥る夢遊病のような精神疾患も、社会構造の歪みが人の精神を蝕むことを示しています。
ゼーゼマン家でのハイジの変化は、3次元世界における人々の心のあり様を分かりやすく示していると思います。
クララはなぜ”立った”のか? – 5次元世界は自然との共生
本日、11月20日は「#世界こどもの日(World Children's Day)」
— アルプスの少女ハイジ[公式] (@official_heidi) November 20, 2023
1954年、世界の子どもたちの相互理解と福祉の向上を目的として、国連によって制定されました。
for every child, education
for every child, safe water
for every child, peace
for every child, hopehttps://t.co/CIzlMJUOde pic.twitter.com/CNyn0T9oGR
そしてもう1人、ゼーゼマン家の3次元世界の中で苦しんでいる登場人物がクララです。
もともと身体が弱く、幼くして母を亡くし、父親も仕事で不在がちの中で育ったクララは、ロッテンマイヤーの厳しい管理のもと、退屈な日々を過ごしています。
こうした生育歴もあってクララは依存心が強いようです。ハイジがアルムに帰ってほしくない気持ちが強く、ハイジを手元に置きたいと思い、それがハイジを苦しめてしまいました。
このようながんじがらめの世界で苦しんでいるクララですが、ハイジの誘いを受けて、アルムで過ごすようになると、見る見るうちに健康になったというエピソードが出てきます。
そして実は歩けるようになるのでは?と見抜いたおじいさんのもと、歩くためのリハビリをするようになります。
最後には短時間ながら自力で立ち、歩行するまでに回復することができました。
なぜクララは立つことができたのか、それにはやはりアルムの大自然の力、そしてそこに暮らす人々の高い波動があるように思います。
アルムの生活には、ゼーゼマン家のような人間の作った枠組みはありません。あるのは大きな自然の流れだけで、日が昇り沈んでいくサイクルで1日が流れ、季節と共に人々の生活があります。
あるがままに流れる日々の中で、ハイジ同様にクララも精神的に解放されたことでしょう。歩けないという身体的な現象も、かなり精神的な要因が大きかったのではないでしょうか。
加えて、ほとんど外出していなかったクララは、日光を浴びないことによるビタミンD欠乏による骨密度の低下なども考えられます。
自然の中で私たちの身体や精神が健康に保たれていることを示す事例がクララであり、こうした自然との共生の中で健やかに生きる世界こそ、5次元の世界と言えるでしょう。
アニメのオープニング映像に見る5次元の世界
最後に「アルプスの少女ハイジ」のオープニングテーマ、そしてその映像こそ、真に5次元の世界を表しているように思えてなりません。
「アルプスの少女ハイジ」のオープニングテーマは、「おしえて」(作詞 – 岸田衿子 / 作曲 – 渡辺岳夫 / 編曲 – 松山祐士 / 歌 – 伊集加代子&ネリー・シュワルツ(ヨーデル))と言う曲です。
この歌はハイジが日常で感じた疑問を、おじいさんに問いかけるような歌詞になっています。この歌詞の内容こそ、実は5次元の感覚ではないか、と思います。
「くちぶえはなぜ とおくまできこえるの」「あのくもはなぜ わたしをまってるの」と言う歌詞で始まるこの曲は、誰しもが幼い子どもの頃に素朴に感じたような疑問ではないでしょうか。
しかし大人になるにつれ、こうした疑問は感じなくなります。徐々に人は3次元の世界に適応するため、真理や真実を知ることをあきらめてしまうのです。
そしてオープニングで流れる映像も5次元の世界そのものです。有名なところでは、空中から非常に大掛かりなブランコに乗るハイジの姿が登場します。
このブランコが実際に存在するとすれば、どこから吊るされているのか、また巨大なブランコにかかる力でハイジは吹き飛ばされるのでは?など、科学的な話題で盛り上がるようなネタになっています。
しかしだからこそ5次元の世界なのだと思います。ここに描かれるのは、科学の法則で成り立つ3次元の世界ではなく、私たちが心に描く5次元の世界を表しているのです。
まとめ
今回はアニメ「アルプスの少女ハイジ」を取り上げ、3次元・5次元の世界の具体例として紹介しました。
5次元世界のキーワードの1つに「自然との共生」が挙げられます。その具体的な生き方を示しているのがアルプスの少女ハイジの物語と言えるでしょう。
またいかに人間が自分たち自身で作り出した幻想に苦しめられて生きているのか、そして社会構造の歪みが精神的な問題として心身を蝕むことも、ハイジの物語では描かれます。
自然界に流れる「あるがまま」の精神で生きること、それこそが5次元と親和性の高いことではないかと考えます。
ぜひアニメを見ていただき、ハイジの物語と5次元世界をイメージしていただけたらと思います。
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