ブログを読んでくださっている方の多くが、GESARA法の発動を心待ちにしていることと思います。先日の神戸でのお話し会でも、最新の動向をお話しさせていただきました。
お話会の中でも、「お金に縛られなくなったら、何が起きるか?」と言うお話をしています。
GESARA法の発動は、大きく価値や考え方が転換し、新世界に移行するとも言われ、古い価値観のままの人たちの間では混乱も生じるのではないか、と思います。
「預金はどうなるのか?」「貨幣価値はどうなるのか?」など金銭的な心配をする人も多いようですが、価値観の変化に伴う”心の備え”こそ重要になってくるのではないでしょうか。
今回は、新世界に向かう前に、行うべき”心の備え”についてです。
この記事では、新世界ではどんな変化が起き、そのためにどんな”心の備え”が必要なのか、3つの点からまとめてみました。
物の豊かさから心の豊かさへ
GESARA法は、日本語では「世界経済安全保障改革法」であり、金融だけでなく制度などについても変革していく内容になっています。
具体的にどんな変化が起きるのか、についてはありすママの以下のブログをお読みください。
GESARA法で起きる変化としては、物質的な豊かさが満たされる、と言う点があります。
これまでの社会は、時間を使ってお金を稼ぐことをずっと続けなければ、生きていけない社会でした。
また、今よりも少しでもお金を稼いで楽をする、ということが大きな目的になっていました。そのために、お金を稼ぐ方法ばかりに目が行く人が多かったのです。
しかしGESARA法の発動でベーシックインカムや債務免除になると、お金を稼ぐことが人生の目的ではなくなります。
また「特許技術の開示」も含まれますので、これまで不自由に感じていた移動やエネルギーに関する問題も解消されることが予想されます。
このように金銭的・物質的な面で満たされてしまえば、お金や物質的な豊かさは人生の目的ではなくなります。そして間違いなく、心を豊かにすることが人生の目的になります。
”心を豊かにする”とはどのようなことなのでしょうか。
たとえば、心理学では昔からある理論に、マズローが述べた「自己実現理論(欲求段階説)」が1つの参考になるかもしれません。
この理論では人間の欲求を5段階で示し、上に行くほど高次の欲求とされています。
- 自己実現の欲求 (Self-actualization)
- 承認(尊重)の欲求 (Esteem)
- 社会的欲求 / 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)
- 安全の欲求 (Safety needs)
- 生理的欲求 (Physiological needs)
これまでは4.や5.の欲求を満たすことに精いっぱいだった人も、3.以上の欲求に移ることになります。3.以上は、いずれも心に関する欲求ばかりであることが分かります。
しかし心の豊かさとは、物欲と同じく「もっともっと」と言う足し算では満たされません。1.~3.についても、求めすぎればかえって苦しくなります。
むしろ、心の豊かさとは、自分を縛るものを捨てていく引き算によって得られるものだと思っています。
そのためには、自分の心にある苦しみの原因に向き合わねばなりません。
仏教ではそれを「執着」と呼んだりしますが、心の豊かさを求めるには、この「執着」をいかに捨てられるか、と言うことが重要になってくるでしょう。
「執着」を捨てるためには、自分がどのように育てられ、生きてきたのか、自分自身の過去と向き合って解決することになります。
新世界では、現在の”宗教”とは異なる形で、自分の生きる目的や執着の捨て方など、真の意味での宗教が必要になるのではないかと思っています。
まずは「物の豊かさ」を追い求めることを止め、「心の豊かさ」に目を向けましょう。そして心を縛るものを取り外すことに意識を向けることが重要です。
自由を求める時代から自律・自覚の時代へ
最初に「心の豊かさ」について書きましたが、ここからはさらに掘り下げて考えてみましょう。皆さんは「自由」と言う言葉をどのように捉えるでしょうか。
今の世界において、働いている大人が「自由な時間」と言うと、”働いていない時間”と同義になります。「余暇」と言う言葉もありますが、自由な時間は労働の裏返しなのです。
そのため、自由な時間を過ごしているつもりでも、実は労働に縛られた形での自由な時間なのです。たとえば「せっかくの休みだから」と口にするのは、労働を前提にした考え方です。
そして労働に縛られた自由時間とは、自分自身で選び取った自由ではありません。労働と言う、自分の外にあるものに、自分の時間の使い方を委ねているのです。
しかし「今日から働かなくて良いです」と言われたら、どうなるでしょうか。
”労働と余暇”の中で生きてきた人たちは、何をして時間を使えば良いのか、分からなくなってしまうでしょう。最初のうちは、思う存分遊んで楽しめますが、それもすぐに飽きるはずです。
することがなくなって、寝転がって過ごしていたら、いずれその人は発狂するはずです。
つまり、真に自由な状態になったときには、これまでと時間の使い方や捉え方を変革させる必要があります。
大事なキーワードは、「自律」です。真の自由とは、自分の生き方や時間の使い方を、誰にも縛られないことだと思います。
その状態を維持するには、自分の人生は自分で舵取りすることが必要になってきます。
仏教では自分以外のすべての物を「縁」と呼び、自分に対して良くも悪くも影響を与えます。どんな縁に触れるのか、自分の軸がなければ、大海原で流されているようなものです。
自分が何をしたいのか、何に時間を使いたいのか、という自分を持たなければ、真に自由な状態を幸せに過ごすことはできません。
常に自分を持つ、という自律・自覚こそ、新世界に必要な心の備えだと思います。
自分だけでなく、他者のために生きる時代へ
物やお金、そして労働に縛られてきた時代は、まず自分の生活のために生きてきたと思います。先ほどのマズローの自己実現理論(欲求段階説)では、生存や安全の欲求のために生きてきました。
また承認の欲求のなども、自分が認められたい、という自分が満たされることを第一に考えるものです。
しかし、こうした自分のために生きる、と言うことも、実は今の物やお金を求める世界によって縛られた考え方です。
自分自身が金銭的に満たされ、自由に何でも手に入る時代が来たら、それ以上自分のために何かすることがあるでしょうか。
「もっともっと」と自分の欲しい物を手にしようとする人もいるかもしれません。しかしその先には、物欲に狂った人になるか、それが虚しいと気づいて止めるか、どちらかになるでしょう。
新世界では、「自分のため」にではなく、「他者のため」に生きることが幸せになります。
仏教において、誰かのためを思い、行動する心を「慈悲」と呼びますが、この慈悲の心のパワーこそが、ポジティブな働きそのものだと説いています。
しかし人間は、欲があることで「執着」を持ち、慈悲の心から「自分のため」の苦しい心に縛られていると説きます。
考えてみれば、これまでは自分のために、物やお金を奪い合うような世界だから、争いが起きていたのです。誰かが誰かを助け合う慈悲の連鎖が全世界で起これば、争う必要はありません。
新世界では、この慈悲の心という、人間本来の心の在り方を取り戻す世界になると思います。
しかし、「誰かのために」と言う心は、今の世界では利用されることもしばしばです。
※「人のために」という言葉の落とし穴 – ワクチン、ロシア・ウクライナ問題に通じるもの
なぜ利用されてしまうかと言えば、「人のために」の心こそ人間が本来持っている心だと支配層が知っているからです。
そして「人のために」の行動が間違ってしまう理由は、1つ前に述べた自律や自覚がないためです。一人ひとりが、新世界の生き方や心の在りようを自覚しなければ、上手く慈悲の連鎖は生まれません。
そしてその自覚ができない人は、どんなに物やお金が豊かになったとしても、幸せな気持ちにはなることができないのです。
ですから、今のうちから本当の「人のために」の心を知り、人間が本来持っている心を自覚する必要があるのです。
まとめ
今回は、新世界に向かうための「心の備え」について述べてきました。新世界で起きる変化と、心の備えについて、以下のようにまとめます。
- 物の豊かさから心の豊かさへ:お金の苦しみから解放された後は、自分の心を縛る「執着」の苦しみを自ら解決する時代になる
- 自由を求める時代から自律・自覚の時代へ:「労働と余暇」の世界から解放され、真の自由の状態を保つには、自律・自覚が重要になる
- 自分だけでなく、他者のために生きる時代へ:自分を満たすより他者のために動くことこそ、人間本来の心であることを知る
以上の「心の備え」は、今から行うべきです。今の世界においても、このような生き方をすることで、自分を苦しみから解放することができます。
そして新世界では、上記のような生き方ができないと、苦しい時代になると言えるでしょう。
このような意識の変革は、誰かが行ってくれるものではありません。自分自身でしか、自分の心は変えることはできないのです。
ただ誰かの心が変わるためのお手伝いはすることができます。そのためには、仲間とお互いのことを話し合い、自分の心が今どうなっているのか知ることが大切になります。
現在ありすママファミリーで行っているお話し会も、そんな仲間が出会い、話し合う場になればと思っています。
ともに新世界に向かうための「心の備え」について考えていきましょう。
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