なぜ”上手く進んでいる話”より”滅亡論”ばかり追いかけてしまう人が多いのか?

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心・心理学

日々SNS等で発信されている投稿を見ていると、前向きに変化していることを示す投稿より、ネガティブなニュアンスの投稿の方を見かけることが多いように感じます。

つまり、ネガティブな投稿の方が反応する人が多く、拡散されやすいのです。中でも、世界は滅亡に向かっていると、日々のニュースから嘆くような投稿をよく見かけます。

「この状況を変えていくのだ」と鼓舞するような気持ちになれれば良いのですが、「お先真っ暗だ」という絶望に陥っている人はいないでしょうか。

このように滅亡論から不安な気持ちに陥ってしまうことは、闇側の思う壺と言わざるを得ません。

今回はなぜ明るい話題より滅亡論ばかり見てしまうのか、その心理や仕組みを知り、どう乗り越えていくのか、について書きました。

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ネガティブな発信が拡散されやすい仕組み

なぜネガティブな発信ばかり見てしまうのか、という問いに対しては、ネガティブな発信が拡散されやすい仕組み・心理が働いている、と回答します。

しかも発信の受け手・発信者両方にその要因があると考えられます。順番にその要因について書いていきます。

受け手の心理

社会の違和感からこの世界の矛盾に気付いた人は、「ずっと騙されてきた」という感覚が強い傾向にあります。

そして「まだこれからも騙され続けるのではないか」という危機感や不安が頭の中を占めている人も多いようです。

そうすると良い方向に進んでいる話も「まずは疑ってかかれ」というバイアス(認知の偏り)がかかりやすくなります。

一方で「こんなに酷いことが起きている」という発信に対しては、「やっぱり騙されている」と、自分自身の信念に沿った発信なので、疑いにくくなってしまいます。

こうしたバイアスの背後には、強烈な不安があると、なかなかそこから脱するのが難しくなります。

政府に騙されると、健康を害されるのではないか、自由を奪われるのではないか、そして命を失うのではないか、という不安に支配されてしまいます。

ただし起きている出来事と、不安になっている人が思い描く未来が、必ずしも一致する訳ではありません。不安は不安のままで終わることもあるはずです。

でも不安な世界が自分の中に広がっていると、外の世界でも危惧している出来事が起きる、という確信を自ら作り出してしまうのです。

そうして、不安を煽る投稿ばかり見るようになると、それが習慣化してしまいます。以前、そのような現象をドゥームスクロールの話題として書きましたが、まさにそのメカニズムです。

このように不安が強いと、信じたくなくても、不安を煽る投稿の方が確信を持ちやすく、ますます不安な投稿を見る、と言う悪循環(一種の依存状態)に陥ってしまいます。

発信者側の心理

「疑ってかかれ」の精神の人や、不安が強い人たちが相対的に多いことから、不安を煽るような発信は拡散されやすい傾向にあることが分かりました。

発信する側は、それを理解している場合もあれば、意図しない場合もありますが、どうしても拡散されやすい、不安を煽るような発信を多くするようになってしまいます。

発信する人ならば、やはり人目につく投稿をしたいと思うのが人情です。自分の発信したいこと+拡散されやすいことを混ぜながら発信をする、という選択肢を取る人が多いこととは思います。

しかし中には、拡散されやすいからと、あえて不安を煽るような投稿で注目を集めようとしている発信者もいるように思われます。

こうした人たちは、自らは既に何らかの解釈をすることで不安を解消しつつ、安全な立ち位置から不安を煽る投稿をしている可能性があります。

不安が強い人たちは、こうした発信者に依存しやすく、ますます不安を煽る発信者にはフォロワーが付いていく、と言う現象が起きます。

このように受け手がズルズルと不安な投稿に依存する要因とともに、発信者もその構造を作り出すことに加担しているのです。

まとめ – 明るい発信を受け入れるために

なぜ上手く進んでいる発信より、滅亡論の方が拡散されやすいかについて、受け手・発信者の両方から書いてみました。

まとめれば、両者が不安を煽るような投稿を受け入れやすい構造を作り出している、という点が挙げられます。

そして受け手が、「疑ってかかれ」の精神で、ネガティブな発信の方を信じやすいバイアスがかかる点も見逃せません。

「だって日本の政治は酷いじゃないか」という人がいることでしょう。しかしそれもネガティブな情報ばかりを取り上げてしまうバイアスがかかっていると捉えることもできます。

実際には裏側で何が起きているのかは分からないですし、より俯瞰した視点で見れば、全体は良い方向に進んでいるかもしれません。

そして、そもそも不安な気持ちにとらわれている状態に、一つも良いことがありません。不安を煽る発信を意図せず見てしまうような構造も含め、闇側に利用されていると思っておいて良いでしょう。

「疑ってかかれ」が敵に対抗する手段だという幻想を持っている人も多いようですが、不安な気持ちでいることは、ずっと不安な状態を作り続ける、というのが本当のことです。

またその逆もしかりで、明るい未来を描くことで、それが実現されていく、というのが真実です。こうしたマインドの転換によって、得られる情報が変わり、見える世界が変わります。

不安な情報の中に”依存”してしまうことは、実は簡単なことです。そこから脱し、明るい発信を受け取れる心になるためには、自ら明るい未来へと進む、と決めることが重要でしょう。

その思いが、自分自身の生き方も受け取る情報も全て変えてくれます。

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