ココロノネットでは次元上昇の話をする時に、「波動」「周波数」と言う言葉を何気なく使ってきました。では、そもそも波動や周波数とはどういうものなのでしょうか?
一般には物理学や量子力学などで用いられる「波動」「周波数」と言う用語ですが、私たちの身体や心にどのような影響を及ぼすか、についてはまだ未知の部分が多くなっています。
スピリチュアルの領域を含めて考えると、波動や周波数こそ最も私たちに影響を及ぼすものであることが見えてきます。
今回は波動や周波数という用語について、スピリチュアル・量子力学で言われていることと私なりの解釈をミックスさせ、入門編的な内容で書いてみました。
前半では波動・周波数の解説、後半では波動・周波数がなぜ重要なのか、様々に影響を与えるものについて紹介しています。
波動・周波数とは何か?
さっそく波動・周波数とは何のことなのでしょうか?実は波動と言う言葉が、使われる分野によって意味が異なっているために混乱が生じやすいのです。
物理学、スピリチュアル、そして量子力学の3つの観点を総合しながら説明していきたいと思います。
物理学における波動・周波数
最初は一般に言われる物理学の説明をしておきましょう。
波動とは、波のようなうねる動きのことで、周波数とはその波が1秒間に繰り返される回数のことです。波の動きが波動で、その回数を示したのが周波数だと思ってください。
物理学における「波動」は、物理的変化を伝える物質(媒質)の1点に生じた変化が、媒質中を次々に伝わっていく現象と言われています。
少し難解に思えるかもしれませんが、池や湖などに小石を落とすと、輪になった波紋が生じるのを見たことがあると思います。このように1点に生じた変化が波として伝わるのが波動です。
スピリチュアルにおける波動・周波数
スピリチュアルの領域で言われる波動はまた違った意味合いを持っているとも言われます。
よく人やモノを指して”波動が高い(軽い)・低い(重い)”と言ったりします。この時の”波動”とは、その人やモノが持っているエネルギーの高さを指しています。
遡れば自然科学が台頭する前には、中国の”気”やアリストテレスの唱えたエーテルなど、未知なる生命エネルギーとして波動が考えられていました。
今は科学の領域では古来より考えられていた波動は扱われなくなり、いまやWikipediaでは”オカルト”として書かれてしまっています。
物理学・スピリチュアルを橋渡しする?量子力学の考え方
しかし物理学・スピリチュアルの波動は本当に別のものなのでしょうか。その橋渡しをしてくれそうなのが量子の世界=量子力学だと考えます。
量子力学から考えると、波動はこの世界を構成している最小の単位である粒子=素粒子が持つ何らかのエネルギーのことではないかと考えられます。
そのエネルギーが光や音のように振動として伝わり、それぞれが共鳴しあっていると言われます。その波動の動きを数値化したものが周波数と言うことになります。
難しい話にはなりますが、素粒子には粒子と波動の二重性と言う性質があり、「モノでもあり波でもある」という不思議な性質があります。
量子力学のミクロな世界と、私たちの目に見えている世界は別の学問分野で研究されてきましたが、両者は分断されたものではなく、実は繋がっているのではないか、と私は考えます。
つまり私たちの身体も物質でありながら波動を発する存在である、と言えそうなのです。
そう考えていくと、スピリチュアルの世界で言われている波動も、オカルトなどではなく、実は量子力学の世界から解明され得るものではないか、と私は考えます。
※ちなみにスピリチュアルではなく、量子力学の観点から「全ては波動・エネルギーである」と書いた興味深いコラムを見つけましたので掲載します。
なぜ波動・周波数が大切なのか? – 私たちに影響を与えるもの
ではなぜ波動・周波数が大切だと言われるのでしょうか?その理由は、あらゆるモノ・人が波動を発しており、その全てから私たちは影響を受けて生きているからです。
一方で波動は目に見えないため、その影響力は今の一般社会では説明ができません。現代社会はできるだけ誰しもが目に見える形のエビデンスで物事を説明しようとします。
しかし実際は目に見えない力によって私たちが動かされている・生かされている、と感じたことのある人も多いはずです。
最も簡単な例は、人と人はなぜ出会うのか、と言う疑問に対する答えです。現代科学でこの疑問に答えるのは超難問です。
しかし答えは簡単で「周波数が近いから、波動が近いから」です。近い波動を発する人同士が出会い、異なる波動の人とは出会いません。
物理的に同じ建物にいて、カフェで隣の席にいたとしても、周波数の違う人とは一生関わることがありません。しかし一緒にカフェに来た友達・家族は波動が合っているから一緒にいるのです。
こうした考え方は仏教にもあり、仏教ではこれを「縁」と呼んでいます。縁は私たちに良くも悪くも影響を与える全てのもののことで、実は波動の世界のことを分かりやすく説いているようにも思えます。
もう1つ、よく「私たちが見ている世界は映像だ」と言ったりします。これも波動を絡めて考えると分かりやすいように思います。
私たちが世界を見ているとき、目がカメラのように実物を映し出しているのでしょうか?そう考えている人も多いかもしれませんが、そうすると本当に見たものしかキャッチすることができません。
しかし人は視覚以外の感覚もフル活用していますし、さらには波動もきっと感じ取っているに違いありません。
真実を言えば、モノや人が発している波動を私たちはキャッチし、脳が信号として映像を作り出して、それを見ているに過ぎない、と言うことなのだと思います。
そのためその人の周波数に応じて見えている世界も微妙に異なっているはずなのです。
このように少し例を挙げるだけでも、波動の重要性がお分かりいただけるのではないでしょうか。ここからもう少し掘り下げて、波動が特に関連しそうな私たちに影響するものを紹介しましょう。
波動・周波数と音
声や音には周波数があり、その波動が私たちに大きく影響を与えています。
私たちの肉体は臓器によって固有の周波数を持っており、その周波数に合わせた音を聴くことで身体の不調が回復する、という話を聴いたことがあるかもしれません。
それが「ソルフェジオ周波数」と呼ばれるもので、癒しの周波数として528Hzが挙げられ、壊れたDNAの修復をしてくれます。9つの周波数の音について、下記ページで実際の音ともに紹介されています。
また、こちらの記事では音楽における440Hzと432Hzの話が書かれています。音楽の世界基準が440Hzにされたのは、1950年代に国際標準化機構(ISO)にISO 16として採用されてからのようです。
しかしそれ以前には様々な周波数で演奏されており、432Hzが宇宙の規則性と一致しており、心地好く聞こえる音とされています。
一方で440Hzはナチス政権が「もっとも恐怖と攻撃性を誘発する周波数」の研究として採用されたと言う説もあるのです。
実際に両者の周波数でのチューニングで演奏を比較した動画もあります。
私たちが音から受ける影響にも波動が大きく関連しているのが分かります。
波動・周波数と感情
私たちが日々経験する様々な感情もまた波動と関連しています。
ココロノネットでも感情の状態と次元のお話を絡めて書いてきました。特に不安や恐怖などの感情は、3次元的な感情であり、自らの視野を狭めて苦しい世界を作り出します。
一方でワクワクの気持ち、そしてそれが平常心になっている状態は、心が自由で5次元の波動を放っています。
感情については心理学がそれぞれの感情の機能を明らかにはしていますが、スピリチュアルでは違った説明がされています。
エイブラハムの感情の22段階と呼ばれるものがあり、上に行くほど波動の高い状態であると言われます。
1.喜び/智/溢れる活力/自由/愛/感謝
2.情熱
3.興奮/没頭/幸福感
4.ポジティブな期待/信念
5.楽観
6.希望
7.満足
8.退屈
9.悲観
10.フラストレーション/イライラ/我慢
11.圧迫感
12.落胆
13.疑念
14.心配
15.自責
16.挫折感
17.怒り
18.復讐心
19.憎しみ/激怒
20.嫉妬
21.不安(身の危険)/罪の意識/無価値
22.恐怖/悲嘆/憂鬱/絶望/無能
不安や恐怖は最も低い位置にあり、喜び・感謝・愛などが最も高い位置にあるのが分かります。こうした感情状態がエネルギーとなり、世界を構成していると言うことが重要なのです。
波動・周波数と健康
波動・周波数が私たちの健康とも大きくかかわっています。私たちの身体自体も波動を放っており、自然界の様々なものの周波数に影響を受けながら生きています。
たとえば脳波も周波数の違いによって、状態が分類されています。
- デルタ波(1~3Hz):睡眠状態
- シータ波(4~7Hz):ウトウトした状態、眠りと意識の行き来
- アルファ波(8~12Hz):リラックス状態(~10Hz)、リラックスにやや集中が伴う(~12Hz)
- ベータ波(13~36Hz):集中状態(~18Hz)、緊張状態(~36Hz)
以前、シューマン共振の仕組みについて記事に書きましたが、シューマン共振のような高周波数のエネルギーが降ってくることで、私たちの脳や身体にも影響が出ると言われます。
さらに私たちの身体の60%は水であり、この水も波動を伝えるものです。いかに水の状態を良くしているか=良い波動の水を飲むのか、が健康に直結しています。
ありすママのブログでも紹介していますが、素粒水は素粒子レベルでエネルギーの高い水です。素粒子レベルで発生させたエネルギーを記録させた水で、その記録はずっと消えないと言う凄い水です。
やはり健康に気を遣うのであれば、素粒子レベルでの効果=波動やエネルギーを謳ったものを使うのが良いように思います。
波動・周波数と次元上昇 ・集合意識
最後に波動・周波数と次元上昇、そして集合意識についても書いておきます。
次元が上がる、ということも波動・周波数が上がっていくことを意味します。スピリチュアルの世界では、私たちの身体と精神を何層ものエネルギーとして表現しています。
波動の低い順に次のように並んでいるそうです。そしてエネルギー体に応じて、多元的に世界が構成されています。
- 肉体(物質界、3次元)
- エーテル体(幽界、生命エネルギー、3.5次元、中有界)
- アストラル体(感情界、感情エネルギー、4次元)
- メンタル体(精神界、知性、5次元、人間道)
- コーザル体(原因界、6次元、声聞道)
- ブッディ体(悟り界、7次元、縁覚道)
- アートマ体(真我界、8次元、菩薩道)
- モナド体(唯一界、9次元、如来道)
※上記のカッコ内、次元数と仏教における呼び方も入れています。こちらの論文を参考に作成しました。
なお1.の肉体が此岸(この世)で、2.エーテル体=幽界がこの世とあの世の間、4.より上が彼岸(あの世)であるとされています。
そう考えると、5次元とは仏教における人間道でありつつ、あの世の世界ということになるのですが、エネルギーの世界として考えるのが良いように思われます。
そしてこちらのサイトに詳しく書かれていますが、次元上昇とはエネルギーの上昇に応じて視点が上がっていくことである、と書かれています。
そして視点が上がるほどに、自分と言う肉体・個の感覚からは離れ、宇宙的な視点へと高くなっていきます。そうすることで意識は自我から集合意識へと広がっていきます。
次元上昇するにつれ、”自分のため”が”誰かのため”であることが当たり前の世界になっていくのです。
エネルギー体の話は古くからあるようですが、やはり次元上昇も波動・エネルギーの話として理解することができます。
まとめ
今回の記事では、よく言われる「波動」「周波数」とは何のことなのか、様々な角度から書いてみました。何となく使っていた波動と言う言葉が、より具体的にイメージいただけたら嬉しいです。
波動は私たちの身体、心、そして魂のあらゆる側面において影響を与えているエネルギーです。目に見えないものですが、量子力学の世界がその一部を解き明かしてくれています。
今までは”オカルト”と言われていたことも、次々と真実だったと明らかにされていくことでしょう。
そして波動・周波数について知っておくことで、心身共に健康であり、自然界・宇宙とも共生することができるようになると考えます。
人間界の考え方こそおかしなもので、自然界・宇宙の法則性はまさしく波動・周波数で動いています。
目に見えない波動・周波数の奥深い世界について、今後も掘り下げていきたいと思います。
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