【初めての人にもおすすめ!】人生について考えさせられる映画「男はつらいよ」シリーズの名作3選

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映画

今日は日本映画「男はつらいよ」シリーズについて紹介します。

2019年の年末、「男はつらいよ」シリーズ開始50年という節目の年に、22年ぶりの新作、第50作『男はつらいよ お帰り寅さん』が公開されました。

寅さんファンにとっては、涙なくしては見られない、素晴らしい映画でした。

7月8日にDVD/ブルーレイが発売されますが、これまでの「男はつらいよ」シリーズを観たい、という人向けに、おすすめ作品を選んでみました。

オリジナル作品が全48作もあるため、どこから見れば良いか迷うかもしれません。そこで、今回は”人生について考えさせられる”名作3本を選んでみました。

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映画「男はつらいよ」シリーズについて

映画「男はつらいよ」シリーズは、山田洋次原作・脚本・監督(一部を除く)、渥美清主演による根強い人気を誇る映画シリーズです。

1969年に第1作が公開、1995年までの26年間で全48作が制作されており、“一人の俳優が演じたもっとも長い映画シリーズ”としてギネスブックに認定されています。

映画自体が「寅さん」と呼ばれ、幅広い世代に愛されています。

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「男はつらいよ」のストーリーは、幼くして家出した”フーテンの寅”こと車寅次郎(渥美清)が、20年ぶりに故郷の葛飾柴又に戻るところから始まります。
寅さんは父親が芸者の菊との間に生まれた子どもで、14歳の頃に父親と大げんかの末に家出しています。

異母妹さくら(倍賞千恵子)とおいちゃん、おばちゃんらが集まる老舗のだんご屋「とらや」を中心とした葛飾柴又、そして寅さんの旅先でのストーリーが展開していきます。

映画シリーズでは、基本的なストーリー展開は一貫しています

寅さんは旅先で出会う”マドンナ”に惚れてしまい、マドンナも寅さんに信頼を寄せます。
しかし恋は実らず、寅さんはマドンナの元を去り、旅に出ていくのです。

また、寅さんが柴又に戻ってきてから、「とらや」を舞台にしたドタバタも笑いあり、涙ありで、数々の名シーンが生まれています。

レギュラー出演はその他に、おいちゃん(森川信/松村達雄/下條正巳)、おばちゃん(三崎千恵子)、さくらの夫の諏訪博(前田吟)、その息子の満男(中村はやと/沖田康浩/吉岡秀隆)、博の働く工場のタコ社長(太宰久雄)、題経寺の住職の御前様(笠智衆)、題経寺の寺男の源公(佐藤蛾次郎)らがいます。

寅さんが旅する場所は、全国各地の日本の懐かしい風景であり、シリーズを通して昭和から平成の始めまでの日本の変化が感じられるのも魅力の1つです。

人生について考えさせられる「男はつらいよ」シリーズの3本

「男はつらいよ」シリーズは、喜劇を中心としながらも、人生について深く考えさせられるようなストーリーになっています。

寅さんがマドンナに恋をしてフラれるという展開や、とらやの住人をめぐる物語は、映画の中では言わば変化しない部分です。

一方、マドンナやゲスト出演者をめぐる物語は、作品ごとに変化する部分で、毎回様々なテーマが込められています。
その当時の日本の社会問題や、家族問題などが描かれているのです。

今回は、中でも人生について考えさせられるような「男はつらいよ」作品を3本選んでみました。

第1作『男はつらいよ』

1本目は映画シリーズ第1作の『男はつらいよ』(1969年)です。

本作はテレビドラマシリーズ「男はつらいよ」シリーズを受け継いで、制作されました。
最終回で、寅さんがハブに噛まれて死んでしまう終わり方に抗議の電話が殺到し、映画化につながったと言われています。

ストーリーは、家出をしていた寅さんが20年ぶりに故郷柴又に戻るところからスタートします。
マドンナは御前様の娘で寅さんの幼馴染の冬子(光本幸子)です。

この作品では、妹のさくらと博が結ばれるまでのストーリーが中心の1つとなっています。
また、さくらと博の結婚式のシーンは感動的で、博の父(志村喬)のスピーチは名シーンの1つとなっています。

第1作は人の心がいかに動くのか、がテーマになっています。
このテーマは、後のシリーズでも一貫して掲げられています。

寅さんは決して物事を上手に動かすことができませんが、寅さんの常識に縛られない行動は、時に人を大きく突き動かすのです。

寅さんの口癖である「理屈じゃないんだよ」というセリフは、実は核心を突いていると言えるでしょう。

「男はつらいよ」シリーズ全体で見ると、最初だけに設定が固まっていない部分もあります。
また、レギュラー出演のさくらと博にここまでスポットが当てられる作品も、後にはありません。

初めて見る作品としても、もちろん良いのですが、いくつか作品を見た後に、ルーツを知る意味で見直してみると感動が増す映画かもしれません。

第17作『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』

2本目は、最高傑作に挙げる人も多い、17作目『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』(1976年)です。

本作のマドンナは、旅先の播州龍野の芸者であるぼたん(太地喜和子)です。

旅先から帰ってきた寅さんは、些細なことで喧嘩をして上野の焼き鳥屋で飲んでいました。
そこで老人(宇野重吉)が無銭飲食を店員にとがめられ、寅さんは老人をとらやに連れて帰ります。

宿屋と勘違いしていた老人はとらやの住人にひんしゅくを買いますが、実は老人は日本を代表する画家、池ノ内青観だったのです。
青観と寅さん芸者のぼたんと寅さんの関係を軸に物語は進みます。

この作品のテーマの1つは、社会的な不正義です。
寅さん自身はそれに対してどうすることもできないのですが、純粋に人を思う気持ちの強い寅さんが、人の心を動かして奇跡を起こす物語になっています。

ここでも第1作と同じく、人の心はどうしたら動くのか、ということを考えさせられます。
そして現実は厳しくとも、一途な思いが人を動かす、という希望のメッセージが感じられます。

「男はつらいよ」シリーズの世界観が固まってきた時期の作品でもあります。
最高傑作との評もあり、1番最初に見る作品としても間違いなくおすすめです。

第39作『男はつらいよ 寅次郎物語』

最後は、「男はつらいよ」シリーズ後期の隠れた名作、第39作『男はつらいよ 寅次郎物語』(1987年)です。

ストーリーはテキヤ仲間の子ども「秀吉」がとらやを訪ねてくるところから始まります。
秀吉の父親の「般若の政」が亡くなり、「俺が死んだら寅を頼れ」という遺言を残していたため、とらやを訪ねてきたのです。

その後、幼くして蒸発してしまった秀吉の母親の居場所を探して、寅さんと秀吉の旅が始まります。
マドンナの高井隆子(秋吉久美子)と旅先で出会い、まるで夫婦のような関係となる場面も出てきます。

本作のテーマは、人の幸せとは何か?です。
満男が寅さんを見送る際に「人間は何のために生きてんのかな」と問うシーンは有名で、シリーズ屈指の名シーンです。

本作ではマドンナとの恋愛の要素は少なく、寅さんと秀吉の母親探しの旅を通じて、人が本当の幸せを感じる瞬間を、いくつかの側面から描いています。

まさに”一期一会”とも言うべき、思わぬ出会いが人の心を動かしていくストーリーは、実に秀逸です。

一見重いテーマのように感じられますが、決して堅苦しい作品ではありません。
味わい深く重すぎないタッチで描かれており、寅さん初心者にもおすすめの作品です。

まとめ

人生を考えさせられる「男はつらいよ」の名作3本を選んでみました。

ストーリーの詳細には触れていないので、内容はぜひ映画をご覧になってください。

「男はつらいよ」シリーズは娯楽作品として見ることができる一方、重要なテーマを示した作品もたくさんあります。
笑いあり、涙あり、そして見終わった後に考えさせられる映画でもあるのです。

そして特別編の第50作『男はつらいよ お帰り寅さん』は、残念ながら渥美さん不在ではありますが、その作風はしっかりと受け継いでいます。

ぜひ第50作を見る前に、過去の作品も見て、「男はつらいよ」シリーズを楽しみましょう。

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