ココロノネットでは以前、次元の違いは”棲み分け”に近いのではないか、ということを書きました。
3~5次元の違いは、誰かが決めているものではなく、自然界の法則性によっておのずと決まるもの、という考え方です。そのため、お互いがぶつかることは本来はないはずです。
※次元の”棲み分け”と言う考え方について – 3~5次元の棲み分けイメージ図から理解する
しかし「あなたは5次元に行けない」など、発信者が勝手に次元の違いをジャッジするような誤解が生まれているようです。
こうした誤解は、”棲み分け”という現象になじみがないために起きているものと考えています。今回は次元の棲み分けという考え方について、本質的な理解の助けになればと思って書きました。
中でも分断やピラミッド構造と何が違うのか、についても触れています。
自然界における棲み分けから考える
次元の”棲み分け”とは、それぞれの人(の精神)が持つ周波数の違いによって、住む世界が自然に分けられる、と考えています。
この棲み分けは精神の世界において起きていることですが、結果的に物理的にも周波数の合わない人とは棲み分けが起きて、出会うことがなくなる、という現象は起きてきます。
周波数という自然の法則性によって分けられるので、”棲み分け”という言葉が当てはまるのではないか、と考えます。
棲み分けとは、「生活様式のほぼ等しい異種の生物群が、生活空間や生活時間・時期を分け、競争を回避しながら共存する現象」と定義されています。
自然界での実例として、イワナとヤマメの事例がよく取り上げられます。
イワナは上流の川底に生えている藻をエサとし、ヤマメは下流の川底に生えている藻をエサとしています。異なる場所の藻をエサとすることで、うまく共存しており、これを棲み分けと呼んでいます。
同じ場所の藻を食べていたのでは、双方でエサの取り合いとなって、両方とも生き残れなくなってしまいます。棲み分けが行われることで、お互いに害を与えることなく、生き残れるのです。
このように自然界における棲み分けは、基本的には食料の場所や活動時間など、生存を維持することを目的に起きています。
次元の棲み分けは、それを周波数として置き換えたもので、人間の場合はいかに精神的にぶつかり合わないで生活するか、のために起きると考えます。
次元の棲み分けと言う考え方がなぜ難しいのか? – 分断やピラミッド構造との違い
しかし私たち人間にとっては、棲み分けと言う考え方はなかなか理解しにくいものではあります。
そもそも人間の場合、生存の維持において棲み分けは必要がないため、棲み分けと言う考え方自体になじみがありません。
そして「周波数にもとづく精神的な世界」と言われても、目に見えない精神世界のこともよく分からないので、全くイメージが湧かない、というのも無理がないことかもしれません。
私たち人間にとっては、民族や社会階層など、集団の区分の方がイメージしやすいでしょう。そのため棲み分けを3次元世界の分断やピラミッド構造と混同してしまう人がいます。
つまり「3次元より5次元の方が優れている」とか「この条件がないと5次元に入れない」などという、集団に入るための条件・基準のようなものがある、と考えてしまうのです。
しかし棲み分けと集団の区分は本質的に異なるものです。集団の区分とは、人間が作り出したものに過ぎません。
たとえば、白組・紅組、1年生・2年生、部長・課長など、日常的なあらゆる区分けは意図を持って行われます。序列をつけるため、集団を効率的に整理するため、など意図が介在するものです。
別の言い方をすれば、集団の区分は、言葉でなぜそのように分かれるのか理由を説明できるのです。
そして人間が作り出す概念は、全て実体がなく、幻想に過ぎないのです。集団の区分けも幻想に過ぎず、誰かが決めたことに従っているだけです。
※幻想とは目に見えない領域にあるものに対して、目に見えるように概念を作り出すこと。
一方で、棲み分けは人間が作り出したものではありません。またなぜそのような棲み分けが起きるのか、人間が作ったものではないので、言葉でも説明できないものなのです。
ただし「3次元」「5次元」とラベル付けをした瞬間に、それは集団の区分となってしまうところが難しいところです。
同じことが性別でも起きます。男女という生物学的な区分は棲み分け同様、自然界の法則性に従って生じているものです。
しかし社会的な性としてラベル付けされた途端、それは人間が作り出した幻想になってしまいます。
ですので、3次元や5次元について言葉で説明すればするほど、集団の区分のような社会的な意味を持ってしまう、というジレンマを抱えているのです。
次元の棲み分けは、言葉で説明されるものではなく、感じ取ることが重要だと言えます。
まとめ
今回は改めて次元の棲み分けという捉え方について書きました。
重要なポイントは、棲み分けが集団の区分とは全く異なるものであるということです。集団の区分は人間が作り出したものであり、常に優劣などによって争いの原因となってきました。
一方で棲み分けは、全く逆で争いが起きないために分かれることです。自然界の法則性によって起きるので、意図があって起きるものではなく、気づいたら分かれているものなのです。
そのため、どの次元が良い、ということでもなく、今の自分自身のあり方・生き方に沿って、自然に決まるものです。
そして棲み分けについて頭で理解する・言葉で説明する、という態度を取ると、途端に集団の区分と同じことになってしまいます。
私たちの中にある魂で感じ取ること、それこそが次元の棲み分けを感じ取る方法なのです。
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