【仏教】新型コロナウイルスのある世界から抜け出すには? – 仏教の説く”心の世界”から考える

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心・心理学

新型コロナウイルス感染症についての情報は、メディアを通じて、またSNS上でも大量に流れてきます。筆者自身も、その動向を見つめ、情報を集めて考えてきました。

コロナについては、様々な考えの人がいるようです。感染拡大を恐れている人もいれば、マスクやワクチンなど全く不要だと考える人もいます。

誰もが関心のある話題だけに、情報を集めて発信する人も増えてきたように見えます。しかしSNS上で、異なる意見の対立に巻き込まれて、疲弊してしまったことはありませんか?

今回は、新型コロナウイルスが心にもたらしたものは何か、仏教の考え方をヒントに考えてみたいと思います。

この記事では、まず仏教の世界で言われる、”心の世界”について解説します。そして、新型コロナウイルスが”心の世界”にもたらしたものが何であるのか、説明します。

その上で、精神的にコロナ禍から抜け出す方法を紹介していきたいと思います。

なおこの記事では、コロナに対する立場の是非を問うものではありません。

ただ筆者自身は、コロナ禍に関してはかなり不可解な点が多く、ワクチン接種に関しても疑問を感じる点が多い、と言う立場です。

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仏教が説く”心の世界”とは?

少し前置きとして、仏教の考える”心の世界”について、書いておきたいと思います。

まず私たちが通常考える”世界”と言えば、人間や動物、植物が住むこの地球や宇宙などをイメージするでしょう。これらは言わば、実体のある”物質的な世界”です。

仏教では、物質的な世界に加え、心の世界があると考えています。

仏教では「六道」と言って、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六つの心の世界を考えています。この六つの心の世界を生まれ変わり、死に変わりすると言われています(六道輪廻)。

たとえば人間の心の世界は、苦楽半ばと言われ、苦しみも喜びも半分ずつくらいあるとされています。また畜生(動物など)は、弱肉強食の世界とされています。

※詳しくは、以下のサイトにわかりやすく書かれています。

六道輪廻

死ぬ直前の心の状態に近い世界に、来世は生まれ変わる、というのが仏教の考え方です。

六道輪廻は死後の世界について述べたものですが、生きている間の心の状態のことでもあるのです。たとえば、言い争いをしていれば、修羅の世界が広がり、自分の周りも言い争いが絶えなくなります。

逆に常に穏やかな気持ちで過ごしていれば、穏やかな人が集まってくるのです。

大事なことは、私たちは、人間と言う姿かたちをしていますが、心が人間ではない、時もあると言うことです。そして心が畜生であれば、畜生の世界が周りには広がってきます。

つまり生きながら、私たちは様々な心の世界を行き来している、ということになります。

このことを踏まえ、コロナをめぐる心の世界とはどのようなものでしょうか?

コロナと心の世界

それではコロナ禍となった今、私たちはどんな心の世界にいるのでしょうか?

コロナウイルスは感染力が強く、重症化する例もあるウイルスであると言われています。毎日「東京では感染者数◯◯人」との報道を目にしていることと思います。

しかし、感染者数ばかりが強調され、不安を煽るような報道ばかり目につくのも事実です。

コロナ「感染者数の積み上げ」でパニックを誘発する報道の病理
メディアは連日のように、新型コロナの感染者数を報道している。その際、視聴者の不安を駆り立てるのが、「累計感染者数」だ。以...

実際のところ、コロナウイルスの正体、ワクチン接種、コロナ禍への対応など、意見が真っ二つに割れるものが多くなっているように思います。

たとえば、ワクチン接種をめぐっては、その安全性を巡って対立が起こっています。

Yahoo!ニュース
Yahoo!ニュースは、新聞・通信社が配信するニュースのほか、映像、雑誌や個人の書き手が執筆する記事など多種多様なニュー...

ワクチン推奨をする人は、否定派の主張を根拠のない「陰謀論」「デマ」と言い、否定派はワクチン推奨者の方こそ「デマ」を広げている、と双方が罵り合っている様子を見かけます。

新型コロナウイルスを巡っては、様々な分断が起きているのが現状です。

コロナに関して、あまりに多くの情報があるため、混沌としてどう考えれば良いか分からない、という人もいるのではないでしょうか。

ただし”心の世界”ということを考えた時に、1つのことは確かに言えます。それは、コロナの本質は「不安や恐怖」であるということです。

先ほど述べた通り、マスコミは明らかに不安を煽るような報道を行っていますし、PCR検査陽性者を感染者として報道することにも疑問を感じます。

コロナをめぐる不可解な政策や、数字のからくりを少し調べれば、コロナの根本である不安や恐怖は、特定の人々が作り出したものであることが分かってくると思います。

一方で、ワクチン否定派の人は、コロナの不安からは解放されている人が多いようです。

ただしコロナをめぐる陰謀の1つとしてワクチンの恐怖を感じているため、結局はネガティブな感情に支配されている人もいるようです。

つまり、コロナが怖い人も、ワクチンが怖い人も、コロナを原因として、根っこには不安や恐怖がある点では同じなのです。

仏教の観点からまとめれば、コロナを”縁”とする世界においては、不安や恐怖が人々を支配するような、心の世界が広がっている、ということです。

そしてその不安や恐怖を感じる人は、コロナをめぐる対立が起こり、それに巻き込まれ疲弊していく、と言う現象が起きてきます。

全く感染していなくても、コロナが本当にあるのかないのかに関わらず、この不安はコロナのことを考えているだけで、心に生じてしまう点が厄介なものです。

コロナのある世界から抜け出す

心の世界における、コロナの本質が不安や恐怖であることを説明してきました。それでは、どうやってこの状況で穏やかに楽しく暮らすことができるのでしょうか?

実はとても簡単なことなのです。コロナを自分の心の世界から追い出すこと、それだけです。

「現実にはコロナがあるじゃないか?」という人がいるかもしれません。しかし、それは仏教の説く心の世界が、まだ理解できていない証拠と言うことなのです。

たとえば、あなたは新型コロナウイルスに感染していなくて、周りにも感染した人の話を聞いたことがないとしましょう。

あなたはコロナが怖いと感じているとすれば、「いつか感染するかもしれないから対策をしなくては」「ワクチンもすぐに打たなくては」と思うことでしょう。

そして「コロナは怖くない」と言っている人のことを信じられないでしょう。コロナに感染するかどうかわからずとも、その不安があれば対策やワクチンは必須と考えます。

しかしコロナが怖くない、もっと言えば頭になければどうでしょう。今まで通りに健康に気を付けて、楽しいことを考えて暮らせばよいのです。

コロナを考えていないので、ワクチンも全く必要がありません。コロナもワクチンも何もない訳ですから、それらについて対立をすることも全くないでしょう。

とは言え、周りの人たちはコロナを恐れて、三密回避だ、ステイホームだと大きく生活様式が変わっています。

それは仕方がないので、コロナの世界から抜け出している人は、今できる方法で楽しむ手段を既に見つけていることと思います。

仏教ではその心に相応しい世界が広がると言います。もう一歩踏み込んで考えれば、コロナが不安な人ほど、コロナを呼び寄せてしまうのではないでしょうか。

不安や恐怖に苛まれている人ほど、心から体へと病んでいきます。それによって免疫が下がった結果、コロナにかかる可能性も上がる、と理論的にも考えることができます。

逆にコロナのことを考えていない人ほど、コロナが意識にない暮らしをしているので、不安を根本とするコロナは入り込む余地がないのです。

つまり、コロナの不安や恐怖に満ちた世界は、コロナのことを頭いっぱいに考えるから生まれる、というのが、仏教の説く”心の世界”の考え方です。

ここまで書いて「そんなバカな」と思った人、「その通り」と思った人がいると思います。この両者は、全く異なる心の世界に生きている、ということなのです。

何度も述べている通り、これは”心の世界”のことを言っています。物質的な世界でコロナが何者で、実際にどんな動き方をしているのか、とは異なる話です。

しかし不思議なことですが、心の世界は物質の世界にも影響を及ぼします。自分の心の在り方1つで、周りに広がる世界は大きく変わっていくのです。

自分が罹ってもいないコロナの不安に駆られて生きていれば、本当にいつか感染してしまうかもしれません。

しかしそんな不安と無縁の暮らしをしていれば、その”いつか”はいつまで経っても訪れることはないでしょう。

現実にコロナ禍となっている中、コロナを考えずに生きることは難しいように思うかもしれません。しかし、不安に巻き込まれず、自分の生き方を貫けば可能だと思っています。

まとめ

今回はコロナの世界から抜け出すことについて書いていきました。

私自身も、コロナを巡ってはあれこれと疑問に思うことを調べたりしました。しかしある時気づいたのは、結局コロナに心を支配されている時点で、コロナの影響を受けているということです。

コロナの根本は不安や恐怖だと述べました。そんなネガティブな感情を感じながら生きていくことは、良い方向に向かうとは思えません。

この不安や恐怖から自分の心を解き放つことこそ、今私たちが幸せに暮らす方法だと感じています。

では、なぜそれに気づいた人が、まだSNS等でコロナの嘘やワクチンの危険性を訴えているのでしょうか。それは、同じく気づく可能性のある人に、何かのきっかけになれば、と思うからです。

コロナの不安にしがみつき、コロナワールドで生きたい人を、そこから引きはがそうとは思っていません。

しかしコロナに何らかの疑問を持っている人が、不安を抱えて生きているのなら、そこから抜け出すお手伝いができればと思うのです。

コロナにまつわる不安を捨ててしまうと、非常に穏やかな日常がやって来ます。その一方で、自分自身がどんな”心の世界”で生きたいのか、その自覚が求められます

何となく生きているだけでは、またコロナの不安な世界に迷い込んでしまうかもしれません。

自分の生きる世界、そして人生のかじ取りをしっかり自分で行えば、コロナの不安な世界から脱出することができるでしょう。

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