目覚め・次元が上がることは”凄い”ことではない!? – 覚醒を建物の高さで理解する

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心・心理学

覚醒者=凄い人、と捉えてしまうことがあるようです。そうした人は、目覚めていない人を見下すような発言が多くなってしまいます。

目覚め・次元が上がる、と言う現象は、ついついピラミッド=人々の間で序列ができる、ものと捉えがちなのです。

しかし目覚めることは視点が上がる・周波数の棲み分けが起きることであり、社会的な価値とは別のところにあります。

この点はなかなか抽象的な説明だと理解が難しいので、今回は建物の高さ・視点の違いにたとえて理解してみたいと思います。

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覚醒度は建物の高さの違い・見える景色の違い!?

目覚め・次元が上がる=覚醒と捉えるならば、目覚めた人が目覚めていない人よりも凄い・優れていることを意味する訳ではありません。

この点を間違えると、目覚めていない人を見下し、マウントを取り始めてしまいます。

覚醒の本質は、周波数の違い・棲み分けであり、それが端的に分かるのが視点の違いということになります。

この現象は、建物の高さの違い・見える景色の違いにたとえることができます。

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たとえば、10階建てのビルがあるとしましょう。その2階から見える景色は、せいぜい自分のいる周囲の道路が見えるくらいで、周りの建物が邪魔して十分に周囲が見えないかもしれません。

逆に歩いている人の具体的な行動が見えたり、細かい動きが見ることでしょう。

逆に10階に上がると、より広い範囲が見渡せます。邪魔する建物も減り、自分が今すぐには行けないような離れた場所の様子まで見ることができます。

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逆に人々の細かな動きまでは肉眼で見えなくなりますが、人の全体的な動きは見渡せます。ただ双眼鏡などを使えば、ズームで動きを見ることもできます。

覚醒はこのように見える範囲・視点の高さが変わることですが、しかし2階にいる人より10階にいる人が”凄い”訳ではないでしょう。

ただ単に2階から見てみようと思うか、10階に行こうと思うか、の違いです。特段の事情がなければ、どの階に移動するのもその人の自由です。

しかし上まで行ってみようと思わなければ、高層階の視点は見ることができません。これが覚醒と似ていて、自らがその視点を望み、選択しない限り、高い視点は得られないのです。

このように覚醒度とは、建物の階の違いと見える景色の違いであり、自らの選択で見える景色が変わるだけで、他者と比較してどの階にいるから凄い、というものではないのです。

これが自然界における棲み分けと似ている点であり、一方で人間の場合は自らの選択でおおよその居場所を選ぶこともできる、と言うのが違いでもあります。

目覚め・次元が上がることは自分にとってはステージが上がる体験

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ここまで述べたことは、全て”他者と比べて”凄いかどうか、という比較の問題でした。覚醒度は比較にもとづくピラミッド型の考え方ではない、ということです。

しかし自分自身の体験としては、覚醒度が上がることは凄い体験である、とも言えます。

たとえば人が富士山に登るのは、一つには山頂から今まで見たことのない景色を見たいから、であるからでしょう。そのために人は労力や時間を使い、山頂を目指すのです。

あるいは登山でなくても、東京スカイツリーに昇れば、今まで見たことのない景色を見ることができます。登山のような労力はないですが、そこに行こうと思って行動しなければ見ることはできません。

そして先ほどの例で2階から10階に移動するのも、その人の意志がなければ、上の階の景色は見られないのは基本的には同じことで、労力の違いがあるだけです。

これと同じように、目覚めが進むことも、自らの中では心を磨き、気づきを得る中で、新たな視点を得られるのは、特別な体験であり、新たなステージに進んだと言っても良いでしょう。

ただしその”凄さ”はあくまで自分の中の唯一の体験であり、他者との比較によって優劣が決まるものではない、と言うのが前半の内容でした。

目覚めの現象を考える時も、やはり自分が世界の中心である、という考え方が重要となります。自分が変わるかどうかが全てであり、他者との比較の世界ではない、ということです。

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