健康に関する”エビデンス”の日常生活での読み解き方とは? – 「鎮痛剤と自閉症の関連」から考える

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心・心理学

コロナ騒動以降、ますます私たちの生活の中に、科学の世界における”エビデンス”という言葉が入ってくるようになりました。

そうした風潮は、科学的な知見にもとづいて、私たちの日常的な判断をすべし、と迫ってくるようになったのです。

先日、アメリカでは「鎮痛剤と自閉症の関連」について警告があり、それに関してXで投稿したところ、かなりの反響がありました。

しかし健康に関する科学的な知見、エビデンスの読み解き方、それも日常生活において何を受け取れば良いのか、についてはなかなかハードルの高いものなのです。

「科学の世界において」ではなく、日常生活の中に生きる私たちが健康に関するエビデンスをどのように読み解けば良いのか、今回は書いてみようと思い至りました。

「鎮痛剤と自閉症の関連」に関するXでの投稿についたコメントや引用などから、多かった質問や意見を取り上げながら解説してみます。

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大前提:エビデンスは”私個人”の健康状態を言い当てるものではない

※「鎮痛剤と自閉症の関連」についての詳細は、ありすママのブログの方に書いているので、そちらをご覧ください。

『ついに自閉症が薬害である証拠が登場!?ますます薬害の実態が明らかになる!!』
ケネディ氏がますます医療の闇を暴露しています。 自閉症はやっぱり薬害かも?という報告書が出るそうです。  米紙ウォールス...

「鎮痛剤と自閉症の関連」に関する投稿で多かった反応は、「私も使っているけどどうしよう」「実際に使ったけど自閉症になっていない」など、”私個人”に関する言及でした。

科学的な知見の大前提として押さえなければいけないのは、知見=私個人の健康状態を言い当てるものではない、ということです。

つまり、エビデンスは全体の傾向を調べたもの(統計的な手法を使います)であって、個別事例を取り上げれば、当てはまらないものも当然出てくることになります。

「鎮痛剤と自閉症の関連」のような科学的なデータを分析する場合、たくさんの人数に調べた結果、鎮痛剤と自閉症の発症に関して、有意味な関連が認められた、ということです。

それはいわば確率論的なものであり、”関連がみられる”という知見は、100%それが起きる、と言う意味では全くない点は大前提として押さえていただきたいです。

※それがどれくらいの確率で起きるのか、関連や影響の大きさがどれくらいなのか、について読み解くためには、統計の知識や科学論文を読み解くスキルが必要になります。

「関連がある」ということが、絶対にそれが起きる、ということはあり得ません。そこまで人の身体は単純ではないからです。

つまりあなたが今健康であれば、その確率の中に入りませんでしたよ、と言うことを意味します。ただし他の誰かがその可能性の方に入っていたのかもしれません。

※科学的な研究法や統計について、私自身は心理統計学から学びました。気になる方は本を読んでみることをおすすめします。

多かったコメントから:薬との付き合い方について

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まずはフラットな視点から、科学的な知見の読み解き方として、「全体の傾向を言ったもので、個人の健康状態を言い当てるものではない」という大前提を書きました。

では「鎮痛剤と自閉症の関連」のような知見が出てきたとき、私たちは日常生活でどんな行動をとるのが良いのでしょうか。

結論から言えば、「いかに安心を得るか」と「健康をどういうものと捉えるか」が重要になって来ると考えます。

ここからは、私の意見がかなり入ってきます。基本的には平常時やちょっとした体調不良では薬は使用しないのが良いと考え、緊急時に医療が必要になる、という考えで書き進めます。

「使わなかったら生活できない」「不安になる」と言う人への回答

多かった反応は、「鎮痛剤と自閉症の関連」が出てきたことによって、「使わなかったら生活できない」「不安になる」と言った、不安・恐怖を感じているものでした。

こうした反応が出てくること自体、科学的な知見が過大に評価されており、しかも”錦の御旗”かのように無条件に従うもののような捉え方をしているように思われます。

しかし先ほどの前提に立てば、基本的には全体の傾向を言うに過ぎず、必ずしも全員にその影響が及ぶものではないのです。

もしその影響があまりに大きすぎる場合は、「使用禁止」などの強い措置が行われることになります。

ここで言えるのは知見が得られたことで、「身体に良いものではない可能性が出てきた」ということです。

ただ使うことで安心が得られる、使わないと不安で仕方ない、ということであれば、ご自身の責任でどうぞ、ということになります。

最終的には自分の身体にマッチするかどうかは、自分の身体でしか分かりません。あまり良くない、とされるものでも、自分にとっては相性が良く、悪影響は出にくい薬もあるでしょう。

自身の精神が落ち着くことと、身体に多少ダメージがあることのどっちを取るか、それはあなた自身の選択になる、というのが薬と言うものだと感じています。

しかし日常的にどこかが痛い・調子が悪い状態を薬で抑えないと生活が成り立たない、という場合は、健康の観点からはおかしな状態であると言えるでしょう。

食生活など、生活習慣を根本的な解決をすることをおすすめしたいです。そしてその本当の方策はなかなか表に出て来ないのが、製薬会社や医療分野の闇であると言えます。

反証する「エビデンス」があれば本当に安心なのか?

もう1つ多かった反応は、「鎮痛剤と自閉症の関連」を反証するようなエビデンスを示してくるものでした。

科学の世界においては、1つの論文が示されても、それを反証するエビデンスが積み重なれば、その関連性が覆ることもあり得ます。

エビデンスで戦うことは、科学のフィールドでは重要なことです。しかし私たちの日常生活でエビデンスを戦わせられても、かえって不安を煽るばかりです。

むしろ私たちが知っておくべきことは、「エビデンス」なるものが全く絶対的ではない、という事実の方でしょう。

「エビデンス」と呼ばれるものは、1本の論文やデータの場合もあれば、それが積み重なって、ようやく証拠として確固たるものとなる場合もあります。

さらには証拠の示し方次第では、「鎮痛剤と自閉症の関連」をより強く証明するエビデンスも、反対するエビデンスも、いずれも出そうと思えば出せるのです。

なぜなら結果の解釈には、どうしても研究者の主観が入り込むからです。

それはさておき、大前提で述べた通り、「鎮痛剤と自閉症の関連」があるからと言って、全員が自閉症になる、というものでは全くないのです。

しかし逆に「安全である」と言う知見もまた絶対ではないことの方が重大です。これはコロナワクチンの後遺症の問題でよく分かることです。

「コロナワクチンは安全である」というエビデンスを信じて皆ワクチンを打った訳です。

しかし健康被害救済制度で今までの全ワクチンでの被害認定の数を新型コロナワクチンがはるかに上回りました。

このように薬やワクチンには常にリスクがある、と言うのがネックです。

ですので、健康維持のためにはできるだけ薬は使わずに済む策を考える(未然に防ぐ健康法を知る)ことが良いと考えています。

まとめ

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今回は健康に関するエビデンスについて、私たちが日常生活において何を読み取れば良いのか、について書いてきました。

まずは前提として、エビデンスそのものの性質として、「絶対的なものではない」「全体の傾向を論じたもの」と言う点は押さえておきたいところです。

そのため、私個人が健康上問題が起きるかどうか、は結局その人次第でしかない、ということです。ただし何らかの証拠があるならば、健康に影響を及ぼす可能性はある、事を意味します。

「鎮痛剤と自閉症の関連」も、私には「出なかったら良かったね」「出たらやっぱりね」ということになります。

極論してしまえば、悪影響のない薬やワクチンなど存在しないということであり、常にメリット・デメリットを考える世界、ということです。

それでも薬に頼る人生を送るか、できるだけ薬に頼らない健康法を学びながら生きていくか、ということに問題は移っていきます。

日常生活な薬の服用については、常にリスクがつきまとうため、可能な限り、使わなくても良い方策について知ることの方がよほど大切です。

重大な症状が出た時にこそ医療の出番で、そうならなくて良いように、日常の健康維持について考えることが重要です。

結局、私の身体については私自身にしか分からないと言うことも大切です。エビデンスはあくまで参考に、最後は私自身の身体に尋ねてみることです。

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