参院選でも重視されたSNSとは、人間の本性を誇張して見せるためのツール!?

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心・心理学

7月20日に参院選が行われ、事前の動向の通り、自公の過半数割れが確定しました。

最近の選挙では、情報を取るツールとしてのSNSについて議論が巻き起こっています。従来のテレビや新聞と言ったメディアより、SNSから情報を取る人も増えてきました。

「SNSは悪だ」と言うのに近い、頭ごなしにSNSを問題視する論調もありますが、やはりそこは一長一短であり、”使いよう”であると考えます。

いわゆる”目覚めた”人たちも、主要メディアよりSNSを重視する訳ですが、SNSがどういう場所・ツールなのか、自覚しておくことが改めて重要に思えます。

今回はSNSの情報発信ツールとして、あるいはコミュニケーションツールとしての特徴について書いてみました。

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参院選でも重視されたSNSの特徴とは?

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SNSはソーシャルネットワーキングサービスの略で、インターネット上で人と人がつながり、情報を共有できるサービスのことです。

LINE、Facebook、X、Instagramなどが日本ではよく使われており、それぞれに文章や写真の共有や交流などにおいて、特徴を持ったツールです。

日常的に家族や友人、趣味で繋がっている人たちとのやり取りに使えることに加え、近年は情報発信ツールとしてもその役割は大きくなっています。

今回の参院選を始め、選挙や社会の動向などでもSNSが用いられると、情報の取り扱い(偽情報・誤情報の問題)や誹謗中傷の問題などが取り上げられることが増えてきました。

SNS対策の法整備なども議論にあがっています。

産経新聞:SNS対策の法整備、参院選に間に合わず 与野党議論も実効性や「表現の自由」の壁

SNS対策の法整備、参院選に間に合わず 与野党議論も実効性や「表現の自由」の壁
国政選挙や地方選挙で交流サイト(SNS)の影響力が増す中、与野党は22日閉会の通常国会で偽情報対策など規制強化に向けた法...

しかし法律で縛れば問題解決するのか、と言うと、そうはいかないところが法整備の進まない理由なのではないか、と感じています。

実はSNSとは高度なツールで、使う側にある程度のスキルが必要であると言う前提を押さえておく必要があります。それがない人たちが振り回されている印象です。

それは以下の2つの意味で、人間の本質が試され、暴かれるツールだからです。

  1. 主体的に知ろうとする姿勢が必要になる(情報発信ツールとして)
  2. 人間の感情や欲望について自覚する必要がある(コミュニケーションツールとして)

この2つの点からSNSについて考えてみましょう。

主体的に知ろうとする姿勢が必要になる(情報発信ツールとして)

まずはSNSは情報発信ツールとして、近年はその役割が大きくなっています。

既存のメディアが情報を伝えるまでに時間がかかる一方、情報の受け手が拡散することで、あっという間に情報を伝えることができる点が利点とされています。

その一方で、「偽情報・誤情報」を広めてしまう、と政府も含め、注意喚起が行われることが多くなっています。

インターネット上の偽情報や誤情報にご注意! | 政府広報オンライン
偽情報は人を混乱させ惑わすために意図的・意識的に作られたウソ、虚偽の情報。誤情報は勘違いや誤解により拡散された間違った情...

こうした注意喚起のせいで、「正確な情報が伝えられない」とか、さらには「怪しい情報を伝えている」とまで、良くない印象を与えるものとなっています。

しかし果たして本当に「正確な情報が伝わらない」ツールなのでしょうか?

思うに、本当のところは「短い情報しか伝えられない」ツールだと考えています。SNSは短文であることが多く、その印象でどんどん拡散される傾向があります。

そのため、SNSで伝えられる情報を、あくまで知るための”きっかけ”として、その後に主体的に情報を知ろうとする姿勢が重要になってきます。

SNSにURLが貼られる形で、ブログや動画に誘導される場合があります。そうしたコンテンツでは、まとまった情報をできるだけ正確に伝えることがしやすくなります。

SNSで知れることはごく短い情報であり、結局はその人の情報を掴もうとする主体性が求められるツールであるといえるでしょう。

それを怠ると、情報の取り違い=誤情報となったり、悪意ある発信=偽情報に振り回されることになります。

SNSが悪となるのは、私たち自身が主体的に情報を読み取ろうとせず、ツールから流れてくる情報を鵜吞みにする姿勢があるからなのです。

主体的に情報を得ようとすれば、幅広い情報が瞬く間に拡散されるSNSは有用なものです。

なぜ今”誤情報”や”フェイク”という言葉が溢れているのか? – 誤情報・偽情報の問題で隠したいもの

人間の感情や欲望について自覚する必要がある(コミュニケーションツールとして)

SNSが普及し始めた頃は、コミュニケーションツールとして認知されていた印象があります。今でもその要素は強いですが、誹謗中傷などの負の側面が強調されることが増えました。

簡単にコミュニケーションがとれるツールに見えますが、実はかなり高度なコミュニケーションスキルが求められるものである、と考えます。

なぜなら、SNSは人間の欲求や本質を、より誇張して暴き出してしまうツールだからです。

SNSでのコミュニケーションは、情報発信と同様に短文になるため、表現が過激になりやすくなります。さらに匿名で行う人が多いため、ますます包み隠さず発言をしてしまう人が多い傾向です。

しかしそうしたオブラートに包まない発言は、その人の後ろ側にある心理が簡単に読み解けてしまうものです。

たとえば投稿の本筋と関係ない難癖のほとんどは、その人のコンプレックスの表れであり、お金や学歴など、その人のとらわれているものが見えてしまいます。

SNSはつい何かを書きたくなるツールでもあるので、言わなくても良いことまで言いがちです。

私たちが日常会話でやっているコミュニケーション以上に、短文の書き言葉のみで行うSNSのやり取りは、人間の本性が見えやすいことに注意が必要です。

SNSは悪事がばれやすい、新世界のコミュニケーションツール!?

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このように考えていくと、SNSは単に法律で規制すれば居心地が良くなる、というほど単純なものではないように思われます。

(もちろんSNSに限らずですが)弱点を知り、主体的に利用するという姿勢が重要に思われます。

また悪事や悪の心が簡単にばれるもの、という意味で、実は新世界のコミュニケーションツールなのかもしれません。

それはルールでダメなものを禁じていく方向性ではなく、私たちが魂の声を聴いて生きていく=波動の高い生き方をしていく時代に入ったことを意味します。

そうでなければ振り回されるだけのツールがもはや私たちの日常に入り込んでいる、ということなのです。

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