ファクトチェックは行うほど逆効果!?ファクトチェックがもはや時代遅れの理由とは?

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心・心理学

ファクトチェックという言葉をますます耳にするようになっています。ファクトチェックとは、情報の真偽を検証することを指します。

SNSでの情報が選挙など国を動かす事態になっていることから、夏の参院選などでも各所でファクトチェックが行われて、「ファクトチェック元年」とも言われているそうです。

ファクトチェックは真偽を判定することで、情報を単純化し、結局はファクトチェックする側に都合の良い情報だけを流すのが目的です。(この点は後に詳述します)

しかしその思惑に反して、ファクトチェックをするほど、国民は真実を知る(ファクトチェックする側からすれば伝えたくない情報)を知る機会になっているのです。

今回はファクトチェックするほど、実は真実が暴かれていく世界になっていることについて書いてみました。

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ファクトチェックは行うほど逆効果!?

7月の参議院選挙では、報道機関やファクトチェック専門の機関から200本以上のファクトチェックに関する記事が出され、今年は「ファクトチェック元年」と呼ばれるようです。

ファクトチェックを行う目的は、偽情報(嘘の情報)・誤情報(勘違いや誤解)を流さないようにすることで、情報の真偽を判定することです。

よく見かけるのは「○○大臣は○○と発言した」というSNSで拡散された言説について、「デマである」などと判定し、その根拠が見つからない等々と書かれるものです。

ファクトチェックする側としては、怪しげな情報を人々が見ることなく、ファクトチェックする側が「真である」と判断した情報だけ見て欲しい訳です。

しかし実際はファクトチェックするほどに、誤った情報に触れる機会がかえって増えてしまったという逆効果が指摘されています。

この点はNHK NEWS WEBがニュースで取り上げています。

NHK NEWS WEB:「ファクトチェック元年」検証広がる一方 “ジレンマ”も…

「ファクトチェック元年」検証広がる一方 “ジレンマ”も… | NHK
【NHK】誤った情報が、さも事実であるかのように広がり、真実が揺らぐいま。夏の参議院選挙では、報道各社などが世の中に広が...

この記事で取り上げられているのは、最近話題となったJICAの「ホームタウン」事業です。こちらの事業が「アフリカからの移民を定住させる制度だ」と解釈され、批判が殺到しました。

ナイジェリア政府のウェブサイトや現地のメディアが「特別ビザが出される」という情報を出したことが原因で、その後はそうした情報が修正されるに至りました。

しかし批判は止まず、結果的には「ホームタウン」の改称を検討、後には事業自体の廃止も検討すると言う事態に追いやられています。

時事ドットコムニュース:「ホームタウン」改称を検討 騒動収まらず、4市と協議へ―政府

「ホームタウン」改称を検討 騒動収まらず、4市と協議へ―政府:時事ドットコム
アフリカと日本の都市の人的交流を図る国際協力機構(JICA)の「ホームタウン」事業について、JICAと外務省が名称の変更...

この事例では、「特別なビザが発行される」という記事を根拠にして、「移民を大量に受け入れる事業だ」と誤解された=誤情報をファクトチェックされたものでした。

ファクトチェックする側としては、ナイジェリア政府などが出した情報が間違いだった(結果、修正された)という確実な点をついて、誤情報だとして話を終わらせたい訳です。

しかし話はそう単純ではないはずです。ではなぜそんな誤解を生むような事業になっていたのか、なぜ誤解を生む「ホームタウン」などと言う名前にしたのか、など謎が残ります。

そうなると、実は裏側ではそういう目的があったのを、今回の批判殺到でこっそり取り下げることにしたのでは?と勘繰ってしまいます。

ダイヤモンドオンライン:意味がわかるとゾッとする…外務省がアフリカ交流事業に「ホームタウン」の名称を使った“本当の理由”

意味がわかるとゾッとする…外務省がアフリカ交流事業に「ホームタウン」の名称を使った“本当の理由”
SNSで「アフリカ移民が押し寄せる」との噂が拡散。発端は外務省所管のJICAが認定した「ホームタウン」だ。なぜ国際交流で...

このように真か偽か判定しようのないグレーな情報はたくさんある訳です。

しかしファクトチェックはそうしたグレー情報は判定できないので、スルーするか、あるいは何らかの根拠を持ち出して強引にデマと言うかどちらかです。

ファクトチェックは真偽判定できる情報だけを持ちだして話を単純化しようとします。そして単純化して都合の良い部分だけを切り取って印象操作しようとするのです。

一方で人々はファクトチェックでそぎ落とされる情報にこそ関心が向き、結果的にファクトチェックの外側にあるグレーな情報に触れる機会が増えるので、”逆効果”なのです。

ファクトチェックするほどに真実が暴かれる時代へ

『「ホームタウン」の改称を今ごろ検討!?ファクトチェックがむしろ真実を知らしめることに!』
JICAの「ホームタウン」事業、批判殺到で今ごろになって名称変更に動き始めました。 これからはファクトチェックするほど、...

しかしファクトチェックを声高に言うほど、グレーな情報に人々の関心が向き、結果的に真実が暴かれる、ということになっています。

ファクトチェックをする側からすれば”逆効果”ですが、私たちからすれば、むしろ真実が世に知らしめられて良いことなのです。

ファクトチェックしようとしても真実が暴かれる状況もまた、風の時代の影響ではないか、と考えます。

今のようにSNSが発達する前においても、グレーな情報はたくさんあったことには変わりはありません。

しかし今まではテレビや新聞などが、情報を発信する権限を独占していた状態だったことが違いです。それゆえテレビや新聞が、”真である”と判定した情報だけ流していれば良かったのです。

インターネット技術の発展、そしてSNSの浸透など、この30年ほどの間に、情報は開かれた者へと変わり、風の時代に突入するにあたり、真実が暴かれる方向に整ってきたように思えます。

結局、ファクトチェックは誰かが真偽を判定する=二元論に落とし込む、という時代遅れなやり方を取っているところに弱点があります。

風の時代に入り、誰しもがグレーな情報に触れられる時代に変わったのです。それを真偽の二分法で捉えること自体無理があり、ファクトチェックは意味をなさなくなるでしょう。

私たちは風の時代のエネルギーを受け、グレーな情報から自らの軸で判断する、ということがますます重要になっていきます。

ファクトチェックするのは特定の機関ではなく、自分自身であるということです。

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